- その1 「ウナギ獲り」
- ウナギ獲りは何種類かあったが、その中の一つ二つを紹介。
- まず「穴釣り」。これは1メートル程度の細い凧紐を用意し、その先にウナギ針(3センチほどの胴の長い針)を結び、ドバミミズ(堆肥ミミズと言っていた)を中通しで付ける。別に50センチ位の細長い棒(竹、木の枝等)を用意し、その棒の先に餌を付けた先ほどの仕掛け針をチョコンと引っかけて、川の中の土手の穴(石垣で組まれた川は石と石のすき間、自然の川なら土手に空いた穴や石の下のすき間)にソーッと入れていく。
- 入れ終わったら棒だけをソッと抜いて、餌針のついた凧紐はそのままにする。しばらくするとウナギのアタリがあり、グッと引き込んだところで抜き上げて1丁上がり。これで小川のウナギは良く釣れた。
- その他河口付近では「ハエナワ(10本程度の針)」を夜に仕掛けて(餌はドジョウがよかった)、朝取り込みに行ったりもした(ゴンズイもよく掛かった)。
- また、ウナギは夜行性のため、夜になってから「センつなぎ」と呼ばれる漁もよくやった(祖父、祖母、父、母、私と家族みんなでよくやっていた)。これは針を使用せず、普通の家庭用の糸に堆肥ミミズを4〜5匹ほど通し(針金を使って通す)、そのミミズを通した糸を2重の輪にしてから、単に2メートル位の竹の先に紐で結ぶだけである。これを川の中に浸けて待つと、ゴツッとしたアタリがありソーッと上げるとウナギが口にくわえた状態で上がってくるのである。つまりウナギの歯が糸に引っかかったまま、あがってくるという、何とも不思議な釣り(?)であった。
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