その2 「カスミ網」

カスミ網は使ってはいけない、・・・らしかった(そんな事など情報のない田舎ではまったく知らなかったし、今でも判らない)。子供の頃は金物屋等、近所の店にいくらでも売っていた。3メートル、4メートル、5メートルで値段が違っていた。そのカスミ網を山に仕掛けるとホオジロやウグイスがかかり家で飼っていた(飼うのに許可がいることなど知らなかった)。メジロはもっぱら別の捕獲方法で捕まえていた(オトリによる鳥モチ、落とし篭等)。何年も奇麗な声で啼いていた。

このカスミ網を田んぼに仕掛けると、スズメ、モズ、ヒヨドリ(渡り鳥で獲ってはいけない。当然そんなことなど知る由もない)がよく掛かった。掛かったらその都度駆け寄って、首を5〜6回まわして(本当に残酷、気の弱い方は読まないで下さい)死んだら毛を剥いで、腹をさばいてからそのまま焼き鳥にして(焼くのはもっぱら母だった)ご飯のおかずとして食べていた(スズメが美味しかった。しかし東京でスズメの焼き鳥を食べたが非常にマズかった。なぜだろうか?産地が違うのか)。小学校、中学校時代の主な遊びのひとつだった(やっぱり原始人並か)。